滋賀医科大学の2チームが、JSTの大学発新産業創出プログラムSCOREに採択されました

第3回滋賀テックプラングランプリのファイナリストであるアクセラバンドと、第4回のファイナリストであるQuol+IAが取り組む研究テーマが、JST(科学技術振興機構)の研究成果展開事業 大学発新産業創出プログラム「SCORE」に採択されました。

アクセラバンドは、滋賀医科大学の学生で中路景太さんが代表となり、災害時の車中泊が引き起こすエコノミークラス症候群への対策に取り組んでいます。また、Quol+IAも滋賀医科大学の学生である高畑翔吾さんが代表となり、顔認証により脳卒中を早期発見するアプリケーション開発をテーマとしています。

【採択年度】令和元年度(2019年度)

【プロジェクト名】顔認証機能を活用した脳卒中早期発見アプリの事業化検証

【研究代表者】滋賀医科大学 医学部 教授 野﨑 和彦

【概要】脳卒中を発症直後に発見するデバイスを開発し、直接的に専門医とつながる仕組みを構築して1人でも多くの患者を後遺症の苦しみから救いたい。そのために、脳卒中の初期症状である顔面神経麻痺を検出するアプリを開発し、普及に向けたビジネスモデルの創出を目指す。

 

【採択年度】令和元年度(2019年度)

【プロジェクト名】身体の加速度情報を用いた非日常的動作の検知・警告システムの事業化検証

【研究代表者】滋賀医科大学 研究活動統括本部 研究戦略推進室部門長・特任教授 松浦 昌宏

【概要】災害時の狭隘な避難所などにおける避難生活で発症する、いわゆるエコノミークラス症候群(急性肺血栓塞栓症)で苦しむ人あるいは命を落とす人を救うデバイスを開発し、事業化を目指す。身体の微小な加速度情報から発症リスクを判定し警告するデバイスの開発を進め、事業化に向けて仮説検証を行う。

今回に採択により、研究の社会実装へ向けて、さらなる前進が期待されます。