第4回滋賀ジュニアリサーチグラント 成果発表会を開催しました!

滋賀発成長産業発掘・育成コンソーシアムでは、2022年1月16日(日)に「第4回滋賀ジュニアリサーチグラント 成果発表会」を開催いたしました。
本会では、2021年7月に採択を受け、約半年間進めてきた研究の成果を披露、議論することを目的として、口頭発表やポスター交流会を実施いたしました。当日は、採択校だけでなく、研究の伴走支援を行ってきた研究コーチや滋賀県内の大学研究者、企業の皆様に御参加いただきました。

基調講演では、第6回滋賀テックプラングランプリで「橋本建設賞」「滋賀銀行賞」を受賞されたチーム「ドラゴンアグリ」の玉井鉄宗様(龍谷大学)をお招きし、研究内容や県内企業との連携についてお話しいただきました。また講演の中で、周りと協力しあいながら未知に挑み続ける「大人」になってほしいというメッセージをいただきました。

<基調講演の様子>

口頭発表では、採択校8チームによるプレゼンテーション、審査員による質疑応答を行いました。どのチームも研究活動に対する熱い想いが伝わる素晴らしい発表でした。

生徒同士や研究コーチ、滋賀県内の大学研究者や企業との議論を通して、新たな視点や気付きを得ることを目的として実施されたポスター交流会では、分野をまたぐ様々な視点からの意見交換が行われ、発表者と来聴者が互いに刺激を与え合う場となりました。

<ポスター交流の様子>

<表彰式の様子>
京セラ賞
高島高等学校「琵琶湖のマイクロプラスチック」
授与者:京セラ株式会社 圓林 正順 様

タカラバイオ賞
米原高等学校「姉川最上流部の環境の変遷をたどる」
授与者:タカラバイオ株式会社 横田 和拡 様

東洋紡賞
守山中学校「水草の肥料としての有効性を電気伝導率を用いて証明する」
授与者:東洋紡株式会社 内山 翔子 様

橋本建設賞
立命館守山高等学校「目田川、金森川流域におけるニホンイシガメの生態調査」
授与者:株式会社橋本建設 西野 日菜 様

滋賀発成長産業発掘・育成コンソーシアム賞
八幡工業高等学校「八幡堀の泥を使った微生物燃料電池の環境改善における可能性」
授与者:滋賀県 水上 敏彦

最優秀賞
光泉カトリック高等学校「琵琶湖上空に出現するローター雲の正体に迫る」
授与者:滋賀県教育委員会 福永 忠克 様

最後に、滋賀県教育委員会教育長の福永忠克様より、答えのない問いに向かって探求を続ける研究者が滋賀県の中で育まれ、世界へ羽ばたいてほしいと、中高生研究者への期待のこもったご挨拶をいただきました。

滋賀発成長産業発掘・育成コンソーシアムでは、サイエンスとテクノロジーをベースとした次世代の産業創出のリーダーが輩出され、滋賀県全体が活性化されるような取り組みを続けてまいります。

<発表校一覧(テーマ/学校名)>
1.⽔草の肥料としての有効性を電気伝導率を用いて証明する
/守山市立守山中学校

2.八幡堀の泥を使った微生物燃料電池の環境改善における可能性
/滋賀県立八幡工業高等学校

3.石垣の組み方による耐震強度について
/滋賀県立彦根東高等学校

4.目田川、 金森川流域におけるニホンイシガメの生態調査
/立命館守山高等学校

5.琵琶湖上空に出現するローター雲の正体に迫る
/光泉カトリック高等学校

6.姉川最上流部の環境の変遷をたどる
/滋賀県立米原高等学校

7.琵琶湖のマイクロプラスチック
/滋賀県立高島高等学校

8.オオクチバスの特性を調べる
/滋賀県立守山高等学校